四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼 (角川書店単行本)
並行して読んでたので早々に読了、
小さい頃は、伊予鉄とかの観光旅行でしか目にしないから、単なる観光旅行と思ってた。
10年くらい前、
大洲三坂峠手前あたりを自転車で走ってて、よく一人歩きのお遍路さんを見てた。ある日、年老いたお遍路さんが石手寺の山門前で座り込んで鉢を出してたので、ちょうど昼飯代わりにコンビニのおにぎりを買ってたので、一つ、食べますかと言って、渡した覚えがあるんだが(https://doi4219.hatenablog.com/entry/20090306/p2)、こちらが本来のお遍路さんということで、ちょっと衝撃だった。そこまではいかないが、それなりの人々を取材したノンフィクションだった。
母方の祖父の家が遍路近くにあって、神主してたので家の横に神社があって、よく境内に泊まらさせてくれと頼まれたが、火事にでもなったらということで断ってたとか。
寺と寺のあいだの一番距離があるところの遍路道は、二名の山の中を抜けるのが本当だが、国道と県道があるので、みんなそちらを歩いているとか。