昭和の50年代前半まで、市場で魚を少し買って、小さな台車に載せ、午前中に家々を回って魚を裁いて売っていた老女がいたんだが、見かけなくなったのはいつごろのことだろう。氷と魚の入った木のトロ箱が3つくらい、その上にまな板と包丁、台車の横にはランドセルに包装用の新聞紙をいれ、バケツが2つ、水とあらを入れるようにしてた。で、水が足りなくなると、水道のあるところからもらってたり。