釣りの話続き、
海岸はいつも何がしかの工事をしてた気がする。テトラポット?を積み重ねた海に突き出る護岸があった。10m前後海へ突き出た先端の場所は釣り人にとって絶好のポイントであった。そういうわけで先端の場所は取れるはずもなく、護岸の途中の組み合わせで海面が見えるところで、いつも釣り糸を垂らしていた。ある日その隙間に仲間の一人が落ちたと言うか入り込んで出れなくなった。別に潮が顔の上に満ちる場所でもなく、小一時間で引き上げた覚えがある。
小学校5年の春、この海岸で写生大会があった。釣りのついでに仲間達と参加し、海岸近くの神社の裏に陣取り、前方に道路、ガードレールに釣りざおを傾けていた。小一時間経ったころか、その釣竿めがけて車が当たり去り、リールの手元から下あたりが踏まれて裂けてしまった。別に道路にはみ出してもなかったし、わざとやったのだと思う。一緒にいた仲間の言から同じ学校に通う誰かの親だということがすぐにわかった。その後どうしたかは覚えていない。ただ、担任の先生が図画専門で、写生大会には教え子を何人か入賞させていたが、その年は入賞がなく、翌日どこで画いていたのか聞かれた覚えがあある。
6年の初夏、小学校のプール開きをする前に、冬の間プールに放していた魚を6年生が釣り上げるという行事があった。明日プールを清掃するということで釣りもするのだろうと思い喜び勇んで釣りざおを学校に持ち込んだが、その年から釣りはしないことになってた。同級生に話を最後まで聞いとけよと、笑われた。プールの清掃は、棒たわしを持って、はだしで苔?むしたプールをこすってた覚えがある。そのとき足に、何かの白いものが刺さった。もしかしたら水死した動物の骨じゃないかとびびった覚えがある。